ABOUT


着物リメイクショップ「お針子つるさき」です。

若い頃から着物に親しみ、
着物リユース店にて10年間、
着物リユース営業士として
着物や帯、和装小物の販売、
お仕立てやお手入れに携わってきました。

時代を経た着物ならではの風合い、
手に触れたときの柔らかさ、
布がまとう静かな存在感。

そして、一点一点に宿る
素材や柄、その着物が歩んできた時間。

それらを損なうことなく、
一枚一枚の着物と向き合いながら、

本来備わっている素材や柄の魅力を
最大限に引き出すことを大切にしています。

形を変えることで価値を下げるのではなく、
仕立て直すことで、
時代を経た着物の風合いを
今の暮らしの中で楽しんでいただく。
私たちは、そう信じてものづくりをしています。

着物に鋏を入れることは、
「勿体ない」「伝統を壊すこと」
そう感じられる方がいらっしゃるのも、
私たちはよく理解しています。

確かに、着物は本来、
形や作法とともに受け継がれてきた
日本の大切な文化です。

けれど一方で、
時代の移ろいとともに
袖を通す機会が少なくなり、
箪笥の奥で長い眠りについたままの着物が
数多く存在していることも、また事実です。

私たち「お針子つるさき」は、
そうした着物の中から
状態・柄・時代背景を見極め、
今の暮らしの中で再び息づく可能性を持つ一枚を
厳選して選び出しています。

大切にしているのは、
着物の良さを台無しにするのではなく、
仕立て直すことで、その魅力を引き出すこと。

柄の流れ、布の表情、
当時の職人の手仕事や想いを尊重しながら、
日常の中で気負わず着られる形へと落とし込みます。

特別な日にだけ纏うものではなく、
日々の暮らしの中で自然に身にまとうこと。
それもまた、
伝統を今へと繋ぐひとつの在り方だと
私たちは考えています。

眠っていた着物が、
再び誰かの日常に寄り添い、
新しい時間を重ねていくこと。

その静かな循環を、
一針一針に込めてお届けしています。